books★movie★diary
sherwood.exblog.jp
映画の感想日記
ライフログ
favorite CD
リンク
カテゴリ
以前の記事
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
THE・少女マンガ! ~成田美名子
『BSこだわり館 THE・少女マンガ! 作者が語る名作の秘密』
CIPHER ~成田美名子~
(NHK-BS2)

やってきました!
今回の3回シリーズで、実は、一番楽しみだった回です。
というのも、かつて、成田美名子先生(以下、敬称略)がメディアに出てきたことって、無かったと思うから。
私も、今回初めて、お顔を拝見しましたが、ああ、こんな方だったんだ~、と思った次第です。
物静かな、とっても可愛らしい方ですよね。(年上の方に失礼ですが((^^;;)
もう、何年も前に、実家に住んでいた頃、同じ市内にあったマンガ専門店で、珍しく、成田さんのサイン会があったことを、あとで知り、行きたかった~(><)と地団駄を踏んだこともありました☆
(今回の番組でも、そのときの写真が出ていましたね。書店名がバックに・・・)

成田さんも、私にとっては、特別なマンガ家さんです。

一番最初に、成田さんのことを知ったのは、友達から『LaLa』本誌を借りて読んだときかな?
その時点では、たぶん、「あいつ」の連載中だったかと。
その後、「エイリアン通り(ストリート)」の連載が始まって、それから、大ファンになっていき、今に至ると。

今回の番組で、入院中だった従姉妹のお見舞いを買うお金が欲しくて、デビュー作となる「一星へどうぞ」を投稿した、というエピソードが紹介されたのには、ビックリでした((^^;;
従姉妹のちあきさんのことは、よく、名前が出てくるので、知っていましたが、まさか、そんな経緯がお二人にあったとは思いもしなくて・・・。

確か、その、「一星へどうぞ」も、私は雑誌で読んだ覚えがあります。
『LaLa』を私に教えてくれた友達が、昔の本誌を大事に持っている人だったので、借りて読んだんですよね。
もう、それを見て、高校生のデビュー作が、こんなに上手かったのか!とオドロキでした。

そして、「エイリアン通り」連載開始直後ぐらいから、自分でも『LaLa』を買い始め、かなり長い間、買っていましたが、やっぱり、いつも、雑誌を買ってきて、一番楽しみだったのは、成田さんの作品だったし、一番、驚きを与えてくれるのも、成田さんでしたね。
やはり、「エイリアン・・・」は、特別だったと思うんです。
その作品が連載された当時にしては、とても珍しかった、アメリカの生活を細かく描いている点には、毎回、驚かされて、まるで、アメリカを舞台にしたドラマを見ているようでしたもの。
当時、海外の情報なんて、今ほど入ってきてなかったし、海外ドラマも、そんなに放映してなかった頃だったから。
だから、誌面に描かれた何もかも全てが、とっても、カッコ良く、魅力的に見えて。
その上、主人公である、美少年のシャールくんは、いつも、キラキラしていましたし~(笑)

「エイリアン通り」は、アメリカへの憧れと、個性溢れるキャラクターたちの生き生きとした活躍が、ぎっしりと詰まったマンガだったと思うのです。

カレンダーも毎年、買ってました~。
成田さんのカラーは、とても綺麗で、服や雑貨の細かい部分まで細部に渡って、丁寧に、そしてリアルに描かれていて。
カラー原稿一枚をとっても、毎回、成田さんが描かれるものには驚かされてましたね。

それだけの驚きを、毎月、『LaLa』誌上でもらっていた「エイリアン通り」だったので、これは、それを読んでいた年齢にも関係しているのでしょうが、私にとっては、むしろ、「CIPHER」よりも、「エイリアン通り」のほうが、印象が鮮明で、強かったりします。
受けた影響も大きかった気が。
ある意味、カルチャーショックを毎回、受け続け、刺激を与えられていたマンガでしたから。

次に『LaLa』誌上で連載となった「CIPHER」でも、毎回、楽しませてもらってましたが、その「楽しみ」が、「エイリアン・・・」とは、違ってきていたかな?

番組内でも成田さんが語っていましたが、作品のテーマが、夢のような世界を描いていた「エイリアン通り」とは、明らかに違ってきてましたもんね。
アメリカン・ライフを描いてはいるんだけど、そこに描かれているのは、少女たちの憧れを具現化したキラキラしいものじゃなく、地に足をつけた人間の、つらい過去を抱えながらも、生きていこうとする姿でしたから。
生活習慣や言葉が違っても、シヴァもサイファも、私たちと同じ気持ちを持っている人間なんだ、悩みもすれば、苦しむこともある、ということが前面に押し出されていた気がします。

その後、成田さんが描いていくマンガの、一本のゆるぎない芯が、ここで確立されたというか。
主人公たちが、いろんな人と出会い、さまざまに人と関わっていくことで、成長していく青春模様を、その舞台がアメリカや日本、どこになろうとも、ずっと、描き続けていますよね。
主人公たちは、いずれも等身大だし、つらいことがあっても、諦めない。
その様子がとても真っ直ぐに描かれていて。
私にとって、青春という時代が遠くなった今でも、やはり、成田さんのマンガを読むことで、その時代特有の熱さを思い出すというか。
愚直なまでに、ストレートな直球で迫ってくる物語が、胸に、ぐっと熱いものを感じさせてくれる。
成田さんは、正攻法という言葉が似合いそうなほど、どの作品でも、友情とか、勇気とか、優しさとか、そんなありふれた感情を真っ直ぐに捉えて描いていける作家さんだと思うのです。


ところで、成田さんといえば、いろいろな趣味(ハマってること)について、いつも、単行本に、いっぱい描かれてますよね★
昔は、M・ジャクソンや、トンプソン・ツインズ(私も成田さんの影響で、ハマりましたよ!)、ブラック・ミュージック、それから、アメリカのNBAを経て、今は、お能と。
今まで、御本人のお写真も見たことがなかった成田さんでしたが、そうやって、今は、何に関心があって、何にどっぷりハマってるかを、詳細に書き続けてくれる方でしたから、そういう点でも親近感があったというか。
偉いマンガ家さん、というよりも、年上のお姉さんみたいなカンジ。
そして、いつも、時代を先取りされていて。
そういう点で、ある意味、ファッション・リーダーじゃないですが、成田さんのハマっていることに、いつしか、読者も、引きずられるように、ハマっていくんですよね~(笑)
作品内で、その趣味が生かされている(?)からかも知れませんが★
今は、お能にどっぷりの成田さんですから、「花よりも花の如く」を読むことで、私を含めた読者もまた、成田さんの御趣味であるお能に、知らぬ間に、通じていくという(笑)
「私についてきて~」と成田さんが旗を振って、みんなの前を歩いていく、みたいなカンジですかね?
そして、後をついていった私たちが、へえー、ほおー、と言いながら、いろんな場所を見せてもらう、というか。
そんな身近な存在にも感じてしまう作家さんって、成田さんしかいないなあ、と思うのですよ。


そういえば、話はまったく変わりますが、「エイリアン通り」のシャールくんの本名、「シャール・イダニス・モルラロール」が、C・L・ムーアというSF作家の、『大宇宙の魔女』、『暗黒界の妖精』、『異次元の女王』という、ノースウェスト・スミスシリーズに出てくる神様の名前というのは、今のファンの方などは御存知なのかな?
CLムーアの本自体、今は絶版ですもんね~((^^;;
これは、80年代前半に、一部のファンの間では、かなり人気のあったSFなのです★
私が、「エイリアン通り」を読む前に、このNW・スミスのシリーズを買っていたのは・・・表紙が松本零士で、挿絵に描かれた、主人公のNW・スミスが、もろ、キャプテン・ハーロックだったから(爆)
いや、そういう理由で、ハーロックのファンには、結構、知られた作品だったのですよ~。
NW・スミスの相棒である、ヤロールが、信仰している神様の名前として、よく、作中で呟かれていたのが、「シャール・・・」だったのです。

そして、このヤロールが、シャールくんのモデルになったとか、ならないとか★
もちろん、松本零士の挿絵では、全然、違うんですけども。
でも、文中の描写では、金髪の綺麗な青年で(でも、異星人だから、耳は尖ってたと思う・・・(笑))。
ちょっと意地っぱりなところとか、シャールくんに似てるかな・・・?
まあ、そういう「エイリアン通り」関係のことが無くても、このNWスミス・シリーズは、幻想的な異世界を描いた、素晴らしいSFで、松本零士の描く女性も、見事にマッチしていた作品でした。
実家に置いてあるので、また読みたくなってしまいました★


何だか、いろいろと、取りとめもなく書いてしまいましたが((^^;;
それだけ、成田さんには、個人的な思い入れがあるということなのですよね~★
まだまだ、いっぱい、書き足りないことがあると思うもん(笑)

今回、番組を見て、今まで、作品やコメントを通じてしか知らなかった成田さんの姿を見て、また、さらに、成田美名子という作家が好きになったというか。
また、新しい視点で、「エイリアン通り」とか「CIPHER」を読み返してみたいなと思いました。


現在、「メロディ」に連載中の『花よりも花の如く』については、本の森の冒険に、単行本の紹介コメントを書いたりしてます。
これからも、成田さんの作品は、ずっと読み続けていきたいし、そこで描かれる世界に、どっぷりとハマっていきたいなとも思うのです★


a0019299_1331482.jpg


a0019299_1332443.jpg
[PR]
by akiko_mama | 2005-09-03 13:03 | TV