books★movie★diary
sherwood.exblog.jp
映画の感想日記
ライフログ
favorite CD
リンク
カテゴリ
以前の記事
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
アヴァロンの霧
『アヴァロンの霧』
原題;The Mists of Avaron
2001年・アメリカ

イギリスのアーサー王伝説を、SF作家として有名なマリオン・ジマー・ブラッドリーが独自の語り口で壮大に物語った大作、『アヴァロンの霧』は日本では、文庫本4冊という長さで出版されていて(現在は惜しくも絶版)、その感想については、eS!BOOKSのほうで書きましたが。
さきほど、久しぶりに読み返すと、また、新たな魅力発見で、その物語世界にのめりこんでいたのですが。

先週、ふと、新聞のTV欄を見ると、NHK-BS2の深夜枠に、『アヴァロンの霧』と書かれているではないですか!
これは、もう、あの物語以外にない!
でも、そのタイトルのあとには、「後編」と書かれていて・・・(><)
急いで、前日の新聞をひっくり返して見てみると、気づいた5時間前の深夜に前編の放映が始まっていて・・・。(あわわ)
残念ながら、私は前編を見逃してしまったのでした。

後編の最初には、一応、これまでのあらすじ、ということで、簡単に前編の内容が放送されていましたが。

これは、前編・後編あわせて4時間弱のTVドラマとしてアメリカで製作されたものだったようです。
アーサー王伝説という、古代ブリテンが舞台とはいえ、アメリカ人作家ブラッドリーの作品であり、しかも、本国アメリカで人気を博した物語ですから、物語の舞台となったイギリスではなく、アメリカで製作されたというのは、仕方ないことかなあ、と。
でも、日本での出版ですら十年ほど前の本が、なぜ、2001年になって、ドラマ化されたのかは、大いに謎なところで(笑)
(ぜひ、この話をドラマ化したいという、熱烈なファンがいたのかな?)
まあ、日本で今回、放映されたのは、たぶん、映画「キング・アーサー」の影響でしょうけれど。

本国イギリスの人が見ればどう思うのかは分かりませんが、私には、少なくとも、あの時代の雰囲気を大いに伝える映像だったのではないかな、と。
衣装も、中世以降のように綺麗ではないのですが、当時のものを忠実に再現しているように見えましたし。
そうやって、それまで、小説で読んでいただけの世界が、映像となったことで、ああ、こんな衣装だったんだ、とか、巫女の額の三日月の刺青はこんなだったのか、とか。

主役のモーガンは色白で黒髪の美人で、原作とはかなり違うなあ、と思いつつも、でも、巫女の雰囲気がとてもよく出ていて、魅力的な女優さんでした。
一方の王妃グウェンフィファルは、もっと、純粋であどけない金髪美人というイメージがあったのに、ちょっと年配すぎたかな?
ランスロットは「美しい男」のはずなんだけど、あの時代の髭と髪型で、「美しい」と言わせるには、難しいものがありますね((^^;;
どの辺に、モーガンや王妃が惹かれたのか、今ひとつ分からない普通の容貌でした・・・。
そして、湖の貴婦人役のアンジェリカ・ヒューストンは、ちょっと、コワいおばさんでした(><)
(もうちょっと、弱弱しいイメージの老婦人を想像していたのですが~)

ストーリー的には、あの厚い文庫本4冊分を4時間でまとめることが出来るはずもなく、原作からも、おおもとのアーサー王伝説からも、かなり、かけはなれたものとして、こじんまりとまとめられていました。
私は、もともと、原作の、登場人物それぞれの思惑が複雑に絡み合った、情念ドロドロな世界が好きだったのに、それが見事にカットされていて、少々ガッカリ。
まあ、それも仕方ないことなんでしょうけれども。

ともあれ、ドラマを見たことで、物語世界のイメージが膨らんだことだけは確かでしょうか。
あの時代を取り上げた映画って、なかなかないですもんね。
馬が荒野を駆けるシーンとかも、とても綺麗な映像でしたし。

このTV映画を見たことで、次に原作を読んだときには、また違ったイメージで読めるんじゃないかな、と思います。


◆原作本の感想は、eS!BOOKS「本の森の冒険」から、どうぞ
[PR]
by akiko_mama | 2004-08-25 10:38 | TV