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<   2005年 03月 ( 4 )   > この月の画像一覧
恋愛小説家
『恋愛小説家』
原題;As Good As It Gets
(1997年・アメリカ)

NYはマンハッタンの高級アパートメントに一人で住むメルヴィン(ジャック・ニコルソン)は、売れっ子の小説家。
しかし、ロマンティックな恋愛小説を書いていながらも、実生活での彼は、孤独を愛し、毒舌家で、極度の潔癖症という、嫌われ者の変人だった。
そんな中、隣人でゲイの画家、サイモンが暴漢に襲われ、サイモンの愛犬ヴァーデルを預かることになる。
何も愛したことのないメルヴィンだったが、何故か、犬のヴァーデルには、ぞっこんとなってしまう。
そして、お気に入りのレストランの、お気に入りの席で、お気に入りのウェイトレス、キャロル(ヘレン・ハント)に給仕してもらうのが日課だったメルヴィンは、ある日、キャロルが店を欠勤したのがキッカケで、彼女の生活を知ることになるのだが・・・。

主演のジャック・ニコルソンとヘレン・ハントが、その年のアカデミー賞主演男優賞、主演女優賞を受賞した映画です。

この映画を見たのは二度目でしたが、とにかく、大好きな映画。
ジャック・ニコルソンの演技が大好きというのもあるのですが(笑)
もう、その変人ぶりが、すごくて、彼以外には、メルヴィンを演じられないだろうというくらい。
どうして、こんな強迫観念症の偏屈な変人なのに、こんなに愛すべき人物に見えるのかしら(笑)

ストーリーも、普通のラブ・ストーリーと片付けられるわけでもなく、人間嫌いのメルヴィンが、人を愛することを知る姿を、三人(と一匹)の心の交流を通じて描いているとも言えるし。
しかし、ラブ・ロマンスのはずなのに、どうして、こんなにハラハラしてしまうのでしょうか(笑)
メルヴィンの言動は、地雷を踏むようなもので、毒舌家の彼の、その一言が命取り、なものだから、せっかく、良い雰囲気で、関係が進んでいて、そのまま・・・と思いきや、ドカン!
まるで、ジェット・コースターに乗っているみたいに、ある意味、スリリングな作品です((^^;;
別に、スリラーじゃないのに、こんなにドキドキする映画も珍しいデス・・・(笑)
でも、そうやって、丁寧にエピソードをつないでいく過程が、本当に、うまい脚本だなあと思います★

この映画って独特の存在感があるので、他のどの映画にも似ていないし、他のどの映画もマネできないんじゃないかな。
中年男の不器用な恋を描いた、ステキな作品です。

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そして、何と言っても、小さなワンちゃん、ヴァーデルの仕草も可愛い!(><)
・・・頑なな、メルヴィンの心も蕩かすはずだわ、と思います★
(しかし、恋の相手のヘレン・ハントがジャケットに出ていないって、どうなの?!(笑))
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by akiko_mama | 2005-03-31 08:42 | 映画
理想の結婚
『理想の結婚』
原題;An Ideal Husband
(1999年・イギリス)

19世紀末のロンドン。
ゴシップや華やかな社交界で、気ままな独身貴族として浮名を流しているアーサーは、友人で議員のロバートの妹メイベルが気になりつつも、結婚という堅苦しいものには全く興味がありません。
そんな中、オーストリア社交界から、ロンドンに戻ってきた、チーヴリー夫人が、官僚時代のロバートの過去の秘密を入手し、自分が投資している運河建設計画を支持するという声明を議会で発言するよう、脅してきます。
愛する妻、ガートルードに対しては、理想の夫でいたいのに、この過去を知られては・・・。
窮地に立たされるロバート。
そして、ひょんなことから、チーヴリー夫人による脅しのことを知ったアーサーは、友人ロバートを救うために、何とかしたいと行動するのですが・・・。

原作はオスカー・ワイルドの戯曲、『理想の夫』。
独身貴族のアーサーをルパート・エヴェレット、チーヴリー夫人をジュリアン・ムーア、ロバートの妻ガートルードをケイト・ブランシェットが演じています。
ワイルドの原作ということで、それを、この豪華な俳優陣がどんな風に演じているのだろうと思って、見てみたのですが。
もっと皮肉っぽい台詞や展開なのかなと、思いきや、実際は、ロマンティック・シチュエーション・コメディでした★
後半は三谷幸喜かと思うほど(笑)
元が戯曲なだけあって、台詞回しなどは、舞台っぽいのですが、とにかく、予想外に楽しめた上質の映画でした。

何といっても、気取っているアーサーの言動が、いかにも独身貴族然としていて、それが、とってもカッコ良くて美しいのですが、その伊達男ぶりが、どこかコミカルで笑いをさそうのです★
タキシードの胸にさす花に、いちいち、こだわっているところとか(←男だろ?!)、自分なりの美学を語るところとか。
これは二枚目なのに、コメディを演じることも出来るルパート・エヴェレットの演技力あってのものですね。
このルパート・エヴェレット。
イギリスでは舞台にも立っているというウワサは聞いていたのですが、私が彼を見たのは、『アナザー・カントリー』以来でした。
その映画では、パブリック・スクールの優等生、ガイ役を演じていた彼でしたが(同映画で彼を共産主義に引き込むジャド役が、今は『アレキサンダー』や『ブリジット・ジョーンズの日記』のコリン・ファースだったとは)、久々に見たルパート・エヴェレットは、大人のナイスガイに成長していて、ビックリでした。
昔から長身でしたが、あんなにカッコ良くなっていたとは!
役柄的に、いかしたイギリス独身貴族となれば、ヒュー・グラントかなあ、と思いがちですが、ルパート・エヴェレットのほうが、貴族的で少し放埓な部分もあったりして、もう、ピッタリでした。
このアーサー役を見るだけでも、一見の価値アリですよ(><)

ジュリアン・ムーア演じる、イジワルなチーヴリー夫人も堂に入っていて。
綺麗なのに、いけすかないとは、こういうことかと(笑)
悪女ジュリアン・ムーアに対抗して、良妻のケイト・ブランシェットの演技も見応えありです。
コメディをキュートに演じています。

とにかく、社交界の女性たちの綺麗な衣装、そして、ルパート・エヴェレットの美男ぶり(他の男性はオジサンが多くて、綺麗さには縁もゆかりもありませんが)が、とっても目の保養になる映画でした。
俳優陣の配役も、文句ナシ。
女性には、映画を見ている間、美しい世界にうっとりできる、オススメの映画ですよ★

息子アーサーに早く結婚して欲しがっている父親が出てきたり、独身貴族の華やかな生活といい、個人的には、私の大好きな波津彬子さんの英国を舞台にしたマンガと、とっても共通している部分があって、ああ、当時の社交界って、こんなカンジだったんだー、と改めて思ったのでした★

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by akiko_mama | 2005-03-30 09:01 | 映画
トッツィー
『トッツィー』
Tootsie
(1982年・アメリカ)

才能はあるのに、演出家とよく衝突するため、俳優としてはなかなか役にありつけず、アルバイトをしながら何とか生活しているマイケル。
だが、一度限りのつもりで、内緒で女装をして、TV局に乗り込んだマイケルは、なんと、病院もののソープ・オペラ(昼メロ)で、理事長の娘役をもらってしまう。

そして、彼は、ドラマで共演することになった、看護婦役のジュリーに一目ぼれ。
だが、困ったことに、彼女とは、何でも話せる同性の親友として、付き合うことになり、しかも、一方で、ドラマの男優からは色目を使われる始末。
好きな女性には告白できず、告白などして欲しくない男性からは告白されてしまい・・・。
そして、マイケルが演じるタフな女性像は、世間の女性に支持され、大人気となり、一躍、彼は雑誌の表紙まで飾るほどの「人気女優」になってしまったのだが・・・。

ダスティン・ホフマン主演のハートフル・(女装)コメディです。
私は、この映画が上映されたときに、映画館に見に行ったのですが、当時、ものすごく、気に入った映画だったようで、珍しく、映画のサントラ版をレンタル・レコード店で借りてきたほど。
だから、映画の中でかかる、どの曲も、どの歌も、今でもとても覚えていて、この映画を見ていると、本当に懐かしいのです★
80年代を感じさせる、名曲ぞろいですもんねー。

そして、やはり、何度見ても、女装したダスティン・ホフマンの、可哀想でありながらも、可笑しい状況には、笑ってしまいます。
これって、よく出来たシチュエーション・コメディですよね。
女装していることを知っているのは、ルームメイトのジェフだけなので、マイケルが彼と一緒になって、いかに、そのヒミツをバラさないように、四苦八苦するかという様が、もう、最高。
ジェフ役を、コメディアンのビル・マーレイ(『ゴースト・バスターズ』などで有名)が演じているのですが、笑ってない彼の顔が、可笑しさを感じさせてくれる才能が、これまた、絶妙です。

マイケルが恋する相手、ジュリーはジェシカ・ラングが演じていて、この映画でアカデミー助演女優賞を受賞しています。
監督のシドニー・ポラックは、映画の中で、マイケルのエージェント役としても出演。

とにかく、フクザツな(?)男女関係を描いた、上質な大人のコメディで、楽しめること間違いなしです。
何度見ても、笑って楽しめる、大好きな映画ですね。



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by akiko_mama | 2005-03-16 09:08 | 映画
スポッツウッド・クラブ
『スポッツウッド・クラブ』
Spotswood
(1991年・オーストラリア)

経営コンサルタントのウォレスは、地方の小さな町スポッツウッドにある、モカシン工場の経営状況の調査を依頼された。
そこでは、時代遅れの製品を作っている上、規律も交替制も無い工場で、生産性という言葉は無きに等しく、このままでは、いつ、会社が倒産してもおかしくはない状態だった。
業績向上を目指し、ウォレスは、いろいろな対策を導入するが、どれも、うまくいかない。
やがて、最後には、会社を救うために、従業員の人数削減を社長に勧めるのだが・・・。

冷静に経営状況を調査するコンサルタント、ウォレスをアンソニー・ホプキンスが演じています。
オーストラリアの映画というのは、たぶん、初めて見たような気がするのですが。
なにしろ、小さな町工場が舞台のお話なので、とにかく、画面のトーンが暗いです。
でも、家族的な連帯感を持って、あまりにもスローペースな、マイペースで、楽しみながら働いている従業員たちの、人の良さと、逆に、依頼を受けた会社のために、とにかく、それを辞めさせようとするウォレスとの間のギャップが、奇妙にコントみたいになっていて、それが何だか、可笑しくて。
間の取り方が、いかにもで、上手いのですよね。
上質のコントみたいで。
でも、自分がクビにしようとしている従業員たちと、単に頭数としてではなく、人間としての付き合いをすることで、ウォレスの心境が徐々に変わっていくのです。
その辺りを、アンソニー・ホプキンスが、しみじみと演じています。

アンソニー・ホプキンスは、この映画を撮ったのと同じ年に、あの『羊たちの沈黙』でレクター博士を演じていたのだそうです。
それを思うと、この二つの、あまりに差がありすぎる役を、それぞれに見事に演じ分けていたアンソニー・ホプキンスの凄さが分かろうというもの。
彼の演技は、味わい深くて、とても好きなのです。
彼が出ているから、この映画を見てみようと思ったわけで。

そして、この映画を見る、もう一つのキッカケになったのが、DVDのジャケットにも、堂々と顔が出ている、ラッセル・クロウ。
し、しかし、彼は、この年(1991年)、ようやく映画デビューをした頃で、まだまだ、ハリウッドでは無名の存在。
そして、ここでは、別に主役でもなければ、良い人の役でもありません(笑)
(なのに、ジャケットでの扱いって・・・((^^;;)
いわゆる、町に一人は絶対にいる、すかした野郎。
だから、カッコ良いラッセル・クロウを見たくて、これを見てしまったら、かなり、ガッカリするかも★

とにかく、有名な俳優さんは、アンソニー・ホプキンスと、ラッセル・クロウだけで、あとは、たぶん、オーストラリアの俳優さんたちだと思うのですが、こじんまりとした、ハート・ウォーミングな映画です。
昔懐かしい、何かを思い出させてくれるような。

こうやって、家族同様の付き合いで、気のおけない仲間たちと、ゆったりと働ける場所って、オートメーション化され、スピードが求められる現代には、なかなか無いですもんね。


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ちなみに、このジャケットでは、まるで何かのサスペンス映画みたいですが、本当に、ノスタルジー溢れる、見終わったら、温かな気持ちになれる映画なんですよ~((^^;;
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by akiko_mama | 2005-03-06 09:46 | 映画