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<   2006年 01月 ( 2 )   > この月の画像一覧
日の名残り
『日の名残り』
原題;Remains of the day
(1993年・アメリカ)

イギリスの古い屋敷で、主人であるダーリントン卿のために忠実に働く執事、スティーブンス。
多くの奉公人を取りまとめなければならない彼は、屋敷の中の全てを完璧な状態にしておくことだけを考えていた。
だから、同じ屋敷で働く、女中頭のミス・ケントンに淡い恋心を抱いてはいたが、それを素直にあらわすことも出来なかった。
やがて、時代は第二次世界大戦へと歩みを進め、ドイツびいきのダーリントン卿は、ナチスを擁護する側へと次第に傾いていくが・・・。

英国作家・カズオ・イシグロによるブッカー賞受賞作の映画化。
執事役は、アンソニー・ホプキンス、女中頭にはエマ・トンプソンという、イギリス名優コンビ。
監督は、イギリス貴族社会を撮らせたら、この人以外、無いというジェイムズ・アイボリー。

ジェイムズ・アイボリーの映画は、とにかく好きなんです。
『眺めの良い部屋』とか『ハワーズ・エンド』とか、E・フォスターによる、イギリス小説の映画化では、すでに有名ですが。
あと、『モーリス』とか。
アイボリー監督は、独特の英国美を映し出してくれますよね。
今回も、カントリーサイドの豪華な大邸宅を、素晴らしい映像で表現してくれました。

ただ、それまでのイギリス物と違うのは、主人公が貴族ではないということ。
だから、豪華さだけでは、話にならない。

仕える側の、忍耐と努力を必要とする仕事の様子や、階級社会での完全なる分け隔て。
奉公人たちの生活とは全く異なる、着飾った貴族たちの立ち居振る舞い。
それらが、対照的に描かれています。

その辺り、階上の人々と、階下の人々との詳細を描いた映画『ゴスフォード・パーク』を思い出しましたが。
『ゴスフォード・パーク』については、こちら。
http://sherwood.exblog.jp/1949328/

もちろん、厳格で感情を表に出さない執事役のアンソニー・ホプキンスは、見事にはまり役で。
読んでいた恋愛小説をエマ・トンプソンに見つかったときの、彼の仕草は、名優ならではの名演技。

あと、華々しい映像が全く無い中、ダーリントン卿の甥の役で出ている、ヒュー・グラントが、唯一の潤い(?)かと・・・(笑)
耳の先がとんがってるな、とか、そんなことを思いながら彼を見てました(笑)

それと、今は亡き、クリストファー・リーブも、アメリカ人富豪の役で出ています。

地味だけれど、かつて、イギリスに存在していた貴族社会の栄光と、廃れ行く姿を、哀愁とともに描いた佳作です。

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by akiko_mama | 2006-01-21 15:11 | 映画
ブリジット・ジョーンズの日記
『ブリジット・ジョーンズの日記』
原題;Bridget Jones's Diary
(2001年・イギリス)

出版社に勤めるブリジットは、32歳・独身。
今年こそは、タバコを減らして、禁酒して、ダイエットして、素敵な男を見つけるぞ、とばかりに一念発起したブリジットは、ニューイヤーを機に、早速、日記をつけ始める。
そんな彼女が今、一番、気になっているのは、上司である編集長のダニエル。
プレイボーイだけれど、顔が良くて、大人のジョークが通じる彼の気を、どうすれば引ける?
ゲイを含めた親友たちに相談して、早速、作戦に打って出たブリジットは、夢がかない、ダニエルをゲットしたけれど・・・?

イギリスを始め、世界中でベストセラーとなった作品の映画化です。
キュートでにくめないブリジットを、イギリス人女優ではなく、アメリカ人のレニー・ゼルヴィガーが好演。
彼女は、このブリジット役で、アカデミー主演女優賞にノミネートされました。

そして、優柔不断でプレイボーイの編集長役は、イギリスの優男なら、おまかせの、ヒュー・グラント。
親の紹介で会うことになった弁護士のマーク役には、コリン・ファース。
この、今、イギリスを代表する男優二人の(身体を張った)対決も、また見ものです。

とにかく、元気になりたい時や、落ち込んでいる時、この映画を見ると、ブリジットのパワーに励まされること請け合いです。
映画の中でかかる、『オール・バイ・マイセルフ』を始め、BGMの選曲もとてもパワフル!

ドジを踏んだり、仕事で失敗して、落ち込むこともあるけど、友達とお酒を飲んで、うさを晴らせば、また、明日から生きていける。
「負け犬」なんかじゃなくて、自分らしい恋を求めているだけなんだから。

皮肉屋なところもあるけど、そんなブリジットが、とても可愛いし、頑張る彼女の恋の成就を応援したくなっちゃいます。

レニー・ゼルヴィガーは、ちょっぴり太めのブリジットを、体重を6キロ増やして熱演。
アメリカ人である彼女の最大のハードルは、イギリス英語の発音でしたが、これも、見事にクリア。
(ただし、ヒュー・グラントによると、最初、レニーのイギリス英語は、ものすごくスローで、まるで、エリザベス女王がお喋りしているようだった、とのこと(笑) でも、最後には、テキサスなまりの英語を話すレニーのほうが、逆に違和感があったほどだったとか)

30代シングル女性の本音が、ずばり表現されている、おしゃれで、可笑しくて、ステキなラブ・コメディです。


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by akiko_mama | 2006-01-08 22:44 | 映画