トッツィー
2005年 03月 16日
『トッツィー』
Tootsie (1982年・アメリカ) 才能はあるのに、演出家とよく衝突するため、俳優としてはなかなか役にありつけず、アルバイトをしながら何とか生活しているマイケル。 だが、一度限りのつもりで、内緒で女装をして、TV局に乗り込んだマイケルは、なんと、病院もののソープ・オペラ(昼メロ)で、理事長の娘役をもらってしまう。 そして、彼は、ドラマで共演することになった、看護婦役のジュリーに一目ぼれ。 だが、困ったことに、彼女とは、何でも話せる同性の親友として、付き合うことになり、しかも、一方で、ドラマの男優からは色目を使われる始末。 好きな女性には告白できず、告白などして欲しくない男性からは告白されてしまい・・・。 そして、マイケルが演じるタフな女性像は、世間の女性に支持され、大人気となり、一躍、彼は雑誌の表紙まで飾るほどの「人気女優」になってしまったのだが・・・。 ダスティン・ホフマン主演のハートフル・(女装)コメディです。 私は、この映画が上映されたときに、映画館に見に行ったのですが、当時、ものすごく、気に入った映画だったようで、珍しく、映画のサントラ版をレンタル・レコード店で借りてきたほど。 だから、映画の中でかかる、どの曲も、どの歌も、今でもとても覚えていて、この映画を見ていると、本当に懐かしいのです★ 80年代を感じさせる、名曲ぞろいですもんねー。 そして、やはり、何度見ても、女装したダスティン・ホフマンの、可哀想でありながらも、可笑しい状況には、笑ってしまいます。 これって、よく出来たシチュエーション・コメディですよね。 女装していることを知っているのは、ルームメイトのジェフだけなので、マイケルが彼と一緒になって、いかに、そのヒミツをバラさないように、四苦八苦するかという様が、もう、最高。 ジェフ役を、コメディアンのビル・マーレイ(『ゴースト・バスターズ』などで有名)が演じているのですが、笑ってない彼の顔が、可笑しさを感じさせてくれる才能が、これまた、絶妙です。 マイケルが恋する相手、ジュリーはジェシカ・ラングが演じていて、この映画でアカデミー助演女優賞を受賞しています。 監督のシドニー・ポラックは、映画の中で、マイケルのエージェント役としても出演。 とにかく、フクザツな(?)男女関係を描いた、上質な大人のコメディで、楽しめること間違いなしです。 何度見ても、笑って楽しめる、大好きな映画ですね。
by akiko_mama
| 2005-03-16 09:08
| 映画
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