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映画の感想日記

by akiko_mama
トッツィー
『トッツィー』
Tootsie
(1982年・アメリカ)

才能はあるのに、演出家とよく衝突するため、俳優としてはなかなか役にありつけず、アルバイトをしながら何とか生活しているマイケル。
だが、一度限りのつもりで、内緒で女装をして、TV局に乗り込んだマイケルは、なんと、病院もののソープ・オペラ(昼メロ)で、理事長の娘役をもらってしまう。

そして、彼は、ドラマで共演することになった、看護婦役のジュリーに一目ぼれ。
だが、困ったことに、彼女とは、何でも話せる同性の親友として、付き合うことになり、しかも、一方で、ドラマの男優からは色目を使われる始末。
好きな女性には告白できず、告白などして欲しくない男性からは告白されてしまい・・・。
そして、マイケルが演じるタフな女性像は、世間の女性に支持され、大人気となり、一躍、彼は雑誌の表紙まで飾るほどの「人気女優」になってしまったのだが・・・。

ダスティン・ホフマン主演のハートフル・(女装)コメディです。
私は、この映画が上映されたときに、映画館に見に行ったのですが、当時、ものすごく、気に入った映画だったようで、珍しく、映画のサントラ版をレンタル・レコード店で借りてきたほど。
だから、映画の中でかかる、どの曲も、どの歌も、今でもとても覚えていて、この映画を見ていると、本当に懐かしいのです★
80年代を感じさせる、名曲ぞろいですもんねー。

そして、やはり、何度見ても、女装したダスティン・ホフマンの、可哀想でありながらも、可笑しい状況には、笑ってしまいます。
これって、よく出来たシチュエーション・コメディですよね。
女装していることを知っているのは、ルームメイトのジェフだけなので、マイケルが彼と一緒になって、いかに、そのヒミツをバラさないように、四苦八苦するかという様が、もう、最高。
ジェフ役を、コメディアンのビル・マーレイ(『ゴースト・バスターズ』などで有名)が演じているのですが、笑ってない彼の顔が、可笑しさを感じさせてくれる才能が、これまた、絶妙です。

マイケルが恋する相手、ジュリーはジェシカ・ラングが演じていて、この映画でアカデミー助演女優賞を受賞しています。
監督のシドニー・ポラックは、映画の中で、マイケルのエージェント役としても出演。

とにかく、フクザツな(?)男女関係を描いた、上質な大人のコメディで、楽しめること間違いなしです。
何度見ても、笑って楽しめる、大好きな映画ですね。



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by akiko_mama | 2005-03-16 09:08 | 映画